宇陀松山重伝建地区  M邸土蔵改修工事

 

山の中に建つ土蔵

昭和初期のもので、芯からの土造りではなく

木下地モルタル下塗り~砂灰中塗り~黄漆喰仕上げである。

鬱蒼と茂る森の中という立地条件などから劣化が激しい。

外観的特徴としては宇陀松山地区に多く見られる“本蔵造り”ではなく台輪とよばれる壁上部が鉢巻を締めたような形状となっている。(やっこ蔵造りとも言う)

このような形の蔵は京都や奈良盆地など平坦部に多く見受けられる。

創建当時、地元の職人ではなく、他の平坦部からの職人が手がけたのではないか?と推測できる。

今回の改修工事は隣接する建物も含めた大掛かりなもので土蔵の外壁も強度の高い漆喰仕上げとなった。(漆喰の主成分は石灰で白色である。

色漆喰は着色するため顔料を含むので強度面で漆喰に劣る)

 

山中という事もあり、材料の搬入など苦労はあったが無事に改修工事が終わり白亜の土蔵に生まれ変わった。

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