お知らせ

TOP

左官工事の流れ

ホームページをご覧いただきましてありがとうございます。
今年に入りもう少しで二ヶ月を経過しようとしていますね。

これまでは寒いがあったり暖かい日があったりと
体調管理が難しい気候になっておりますが
十分に気を付けて過ごしていきましょう。

さて、今回のお知らせでは左官工事の現場での流れをご紹介いたします。

まず始めに壁を構成する壁下地を作ります。
一般的に良く知られているのは割竹を用いた「竹小舞」ですが
「薬師寺 東塔」の場合は製材時に発生する木の割端材を使った「木小舞」です。

次の作業では荒壁土つくりをします。
土は自然の大きな流れの中で循環する素材です。
役目を終えた土壁は解体され土に還ります。
再び労力を加える事で再生され新たな材料(壁土)として生まれ変わる事が出来るのです。

その次の作業で荒壁塗・中途・漆喰塗になります。
白鳳の職方が想いを込めて塗り込めた土壁を、
現代を生きる自分達が同じく塗り込め新たな土壁を生み出す事が出来ます。

そうして完成を迎えるという流れです。

詳細はこちらに記載しておりますので気になる方は
ぜひご確認いただければと存じます。