手練れの職人が減少する時代、
長年仕上げ塗りが施工出来ず
土肌のままになっていました。
「薬師寺　国宝東塔壁工事」に
各地より集まったメンバー協力のもと
大竈は艶やかな黒い衣裳を纏うことが出来ました。

かまど製作はお施主様の意向を反映した
フルオーダーメイドです。
火の神様が宿られる「荒神竈」仕様の
三口かまどに囲炉裏付き。
こだわりの竈さんを作らせて頂いてます。
（2023春　完成予定）

かまど炊きご飯で行列が出来る人気のお店。
2015年にオープン
その後2～3年周期で
定期メンテナンスを手掛けています。
みんなに愛される竈さん。幸せ者です。

熊野本宮大社のお膝元で
竈を作らせて頂きました。
日帰り温泉・キャンプ場「おとなしの里」
訪れる人たちにかまど炊飯体験を
提供されるそうです。

12ヶ年に渡る史上初の全解体修理事業
奈良県文化財保存事務所直営壁工事に
左官頭領として携わらせて頂きました。
各地より仲間の応援を頂き、
無事勤めさせて頂けた事は
自身の職人人生において
かけがえの無い経験となりました。

漆喰とは、フノリ・ぎんなん草・
つのまたなどの海藻の煮汁に
スサ（麻の繊維を細かく裁断したもの）と
石灰を混ぜ、練り上げたもののことをいいます。
風雨から土壁を保護し、無垢な白さは
今も昔も人々を魅了し続ける素材です。

虫籠窓（木瓜形）のお化粧直しを
させていただきました。
優雅な弧が連続する伝統的な意匠です。